標高2,599mの金峰山(きんぷさん)は、絶景と登山の達成感を味わえる人気の山梨百名山。
前回のブログでは、その山頂までの道のりや感動を中心にお届けしましたが、今回はその続編として、「どうやって行ったの?」「下山後はどこへ?」といった実用的な情報をまとめてみました。
私が選んだのは、車で前夜に出発して、大弛峠で仮眠 → 早朝スタートという、のんびり登れるプラン。
静かな星空の下で眠り、朝の澄んだ空気の中を歩き出す山旅は、想像以上に贅沢な時間でした。
さらに下山後は温泉で体をリセット。アクセスや仮眠のポイント、帰りの寄り道スポットまで、これから金峰山を目指す方のヒントになればうれしいです。
アクセス方法|大弛峠へはマイカーで
今回の登山口は、標高2,360mにある「大弛峠(おおだるみとうげ)」。
ここまで車で行けるので、スタート地点からすでに2,000m超え!標高差が少なく、登りやすいルートです。
所要時間:約3.5〜4時間(夜間は道が空いていてスムーズ)
中央道「勝沼IC」→ R140 牧丘トンネル抜けてすぐ →クリスタルライン→川上牧丘林道 → 大弛峠
※道は細い部分もあるのと、鹿が出るので、夜間運転は慎重に!
※カーナビで「八坂IC」が案内された場合は要注意。反対側の道はかなり険しいので、「勝沼IC」からのルートで再検索してください。
- 大弛峠駐車場(無料)
- トイレあり(簡易式)
- 仮眠・車中泊OK(静かで快適でしたが、防寒は必須!)
- ヘッドライトライトも必須(街灯がなく真っ暗なのでトイレに行くのに必須)
金峰山・登山レポート
大弛峠から金峰山までは、標準コースタイムで往復約5~6時間。
朝早くスタートすれば、お昼すぎには下山できるゆったりプランです。
登山の様子については、前回のブログで詳しく書いています。よかったらこちらもあわせてどうぞ。
「高山登山の予行練習に!金峰山(山梨県)に登ってきました」
ひとつだけ、道中で気になった花をご紹介。
下の写真の花、たぶん「キバナシャクナゲ」……だと思うんですが、どうでしょう?
淡い黄色がなんともやさしくて、朝の静かな山道にひっそり咲いている姿がとても印象的でした。
名前が違っていたら、詳しい方ぜひ教えてくださいね(笑)。こういう出会いも、山歩きの楽しみです。
下山後のお楽しみ|山小屋コーヒーと温泉でほっとひと息
大弛小屋で味わう、山のごほうびコーヒー
下山後、登山口そばの大弛小屋(おおだるみごや)に立ち寄って、ホットコーヒーでひと息。
木のぬくもりを感じる小さな山小屋でいただく一杯は、歩き終えた心と体にじんわり沁みました。
店内では、登山記念として人気の山バッジも販売されています。
私が訪れたときも、バッジを買い求める登山者がちらほら。旅の思い出にひとつ持ち帰るのもおすすめです。
日帰り温泉「はやぶさの湯」でさっぱり
その後は、車で約1時間ほど移動して「はやぶさの湯」へ。
源泉かけ流し100%の良質なお湯で、内湯と露天風呂どちらも広々。ゆったりと汗を流して、登山の疲れをリセットできます。
- 泉質:アルカリ性単純泉 うっすら硫黄の香り ツルツル滑らかな美人の湯
- 営業時間:10:00~21:00
- 料金:大人700円(※2025年6月時点)
- アクセス:大弛峠から車で約1時間
登山後に立ち寄るにはぴったりの温泉。なんとシャワーからも温泉が出ているんですって。施設内には地元野菜の直売コーナーもあり、ちょっとしたお土産探しにも便利です。
おまけ|帰り道はPAグルメで小腹を満たす
山梨といえば「ほうとう」が有名ですが、今回は早めに帰宅したかったので、食事は高速道路の初狩パーキングエリアで済ませました。
正直あまり期待せずに立ち寄ったのですが、いただいたうどんが思いがけずおいしくてびっくり。 きんぴらごぼうがのったちょっと固めの麺が印象的で、素朴だけどほっとする味わいでした。
売店には手作りのおにぎりも並んでいて、こちらもとてもおいしそう。 おなかがいっぱいで食べられなかったのが少し悔やまれます(笑)。次回はおにぎりもトライしてみたいところです。
まとめ|前夜発の登山で、週末がもっと豊かに
金峰山は、車で前夜に出発するだけで、朝から絶景を楽しめる特別な山。
初心者でも挑戦しやすく、下山後のお楽しみも充実していて、まさに「週末プチ山旅」にぴったりです。
慌ただしい日常を離れて、山と空と湯けむりに包まれる時間。
そんな週末も、たまにはいいものですよ。次はぜひ、あなたも金峰山へ!
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