1年前の富士登山から、あの時のことがまだ鮮明に覚えています。登り終えた後の疲れは感じつつも、無事に山頂に到達できた達成感が大きかったです。途中、きつい場面もありましたが、山頂から見た景色やご来光を思い返すと、あの瞬間の喜びが今でも心に残っています。このブログでは、あの経験を振り返り、次回の登山にどう活かせるかを考えてみました。
反省点と改善点
登山中に感じたつらかったこと
登山中で特に辛かったのは、下山時に何度も追い越されてしまったことです。登りは思った以上に順調に進んだものの、下山ではペースが遅く、周りの方々に次々と追い越されていきました。特に驚いたのは、小学生くらいの子どもたちや、年齢を重ねた方々が元気に下っている姿でした。自分の体力に不安を感じると同時に、下山でもう少しスムーズに進めるよう体力をつける必要があると実感しました。
高山病や予想外の問題
登山中、高山病にはならなかったものの、予想外の問題に直面しました。それは、熱中症のような脱水症状でした。特に山小屋で寝ているとき、頭痛がひどくて寝付けなかったことから、「おかしいな」と感じました。最初は高山病かと思いましたが、水分をしっかり摂ることと、頭痛薬を飲んだことで、徐々に回復しました。
水分補給には気をつけていたつもりでしたが、トイレの問題などもあり、思ったより十分な水分が摂れていなかったことに気づきました。高山では喉の渇きが感じにくくなるため、もっとこまめに水分を摂るべきだったと反省しています。
事前準備で足りなかったこと
登山前に想像していたものとは違い、山頂は予想以上に寒かったです。お盆時期ということもあり、麓では30℃を超える暑さが続いていたため、山頂の寒さがなかなかイメージできませんでした。ガイドさんによると、その日は山頂がいつもより暖かいとのことでしたが、それでも寒さがしっかりと体に響き、ブルブル震えながら過ごしていました。
そのため、事前にもう少し寒さ対策をしておけば良かったと感じました。温度調整しやすい脱ぎ着しやすい防寒具に加えて、カイロなどのアイテムも持っていれば、寒さを軽減できたかもしれません。
良かったこと・感動したこと
ご来光や山頂での景色
登山中、いちばん心に残っているのは、やっぱりご来光の瞬間です。長い登りを経て、足をふらつかせながらようやく山頂にたどり着いたとき、空が少しずつ明るくなり始めていました。周りには同じように登ってきた登山客がたくさんいて、わりとにぎやかな雰囲気だったのですが、不思議と一体感がありました。太陽が山の稜線から姿を現すと、みんなが思わず声を上げて、なんとも言えない空気が流れました。その光景を見た瞬間、疲れがスッと引いて、登ってきて本当によかったと思えました。山頂からの景色は広々としていて、目に入るすべてが特別に感じられる時間でした。
98歳 のトメさんとの出会い
登山中、特に印象に残っているのは、途中で見かけた98歳のトメさんという方です。毎年富士山に登っていることで有名な方らしく、その年齢で登っている姿を実際に目にして、思わず驚きました。お話はできなかったのですが、落ち着いた足取りで着実に登っていく姿に、ただただすごいなと見入ってしまいました。トメさんの姿を見て、「年齢にとらわれずに挑戦し続けるって、こういうことなんだな」と感じ、自分ももう少し頑張ろうと背中を押された気がしました。
次回に活かすアドバイス
次回登山時に心がけたいこと
今回は高山病は大丈夫だったのですが、水分が足りなかったようで、途中で軽い脱水症状のような状態になってしまいました。次回登るときは、もっとしっかり計画を立てて、ペース配分や水分補給に気をつけたいと思います。体力に自信がなくても、こまめに休憩を取ったり、無理をしないことが大事だと改めて感じました。あとで振り返って思ったのは、やっぱり普段から少しでも負荷のあるウォーキングなどをして、体を慣らしておくことも必要だなということ。次は、もっと心に余裕を持って、自分のペースで自然を味わいながら登れるようにしたいです。
他の登山者へのアドバイス
初心者にとって一番大切なのは、無理をせずペースを守ることだと思います。登り始めの急な坂道に焦ってしまうかもしれませんが、自分のペースを守ることが後半の体力温存に繋がります。また、登山前にはしっかりと準備をして、装備や食料、水分などの確認を欠かさないことが重要です。
まとめ:富士登山の魅力や次回登山の意気込み
「初心者向け」と聞いていた富士登山でしたが、実際には想像以上に体力が必要で、思っていた以上に過酷な体験でした。でも、そのぶん山頂にたどり着いたときの達成感は大きく、何より、自然の美しさというより“雄大さ”に心を打たれました。この経験を通して、自分にとって登山の魅力は「景色」だけではなく、「挑戦そのもの」にあるのかもしれないと感じました。次は富士山ではなく、また別の山にもチャレンジしてみたいと思います。新しい風景と出会えるのが、今から楽しみです。
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