昨年、ついに念願の富士登山に挑戦しました!実は、コロナ禍で運動不足が気になり、ウォーキングから始めたのがきっかけ。最初は近所を少し歩くだけだったのに、徐々に距離を伸ばし、気がつけば『いつか富士山にも登ってみたい』という思いが膨らんでいました。
子育てがひと段落し、自分の時間を楽しめるようになった今、富士宮ルートで富士登山にチャレンジしてみました。登る前は不安もあったけれど、頂上に立った瞬間の感動は今でも忘れられません。この体験をもとに、初心者でも楽しめる富士宮ルートの準備や登山前にチェックしておきたいポイントをシェアしたいと思います。
富士宮ルートとは?
富士宮ルートは、初心者でも安心して登れる、アクセスの良さと登山道の整備が整った理想的な登山ルートです。富士山の雄大な自然を楽しめます。また、標高の高い登山口からスタートできるため、他のルートに比べて最短・最速で山頂を目指せるのが魅力。その分、少し勾配がきついので、体力に自信がなく不安だったのですが、なんとか登りきることができました。
標高:約2400mからスタート
コース距離:約12Km
標高差:約1400m
ルート:基本的に上り、下りとも同じ
山小屋:6合目以降、各合にあり
トイレ:1回300円
2025年からすべてのルートで入山料がかかるようになったようですね。
登山前に準備しておくべき持ち物
富士宮ルートは登山道が整備されていて、山小屋も比較的充実しています。そのため、装備は「基本的な登山グッズ」でOKですが、富士山特有の気候や状況に対応するために、「これは持っておきたい!」というポイントがいくつかあります。
絶対に準備しておきたい4つのポイント!
- レインウェアは“良いもの”を選ぶこと
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富士山の天気は変わりやすく、晴れていてもすぐにガスがかかったり、雨が降ることも。安価なポンチョやビニールカッパだとすぐに蒸れたり破れたりして使い物にならないこともあります。レインウェアは妥協せず「ちゃんとした登山用」を選ぶのが鉄則です。おすすめなのが「ゴアテックス素材」のもの。防水・防風・透湿性に優れており、雨の中でも蒸れにくく、長時間の登山でも快適に過ごせます。
とくに女性の場合、下半身のレインパンツは「フルジッパータイプ」がおすすめ。登山靴を履いたままでも脱ぎ着しやすく、急な雨にもサッと対応できるので、荷物の中に入れておいても安心感が違います。 - ライト(ヘッドライト推奨)
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ご来光を狙って深夜から登り始める場合は、必須アイテム。スマホのライトでは足元が見えにくく危険なので、両手が空くヘッドライトがおすすめです。予備電池も忘れずに!
- 小銭(特に100円玉)を多めに
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富士山のトイレはほとんどが有料(1回200〜300円程度)です。山小屋での飲み物購入や休憩にも使えるので、1,000円札と100円玉を多めに持っておきましょう。電子マネーは使えない場所がほとんどです。
- 水分補給は「持ちすぎず」「現地で補充」
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水はとても大事ですが、持ちすぎると荷物が重くなり、体力の消耗につながります。とくに女性の場合は、体への負担が大きくなりやすいので注意が必要。
富士宮ルートでは、山小屋が比較的多く、水の補給も可能です。2024年シーズンでは1本500円程度で販売されていたので、必要最低限を持参し、足りなくなったら購入するスタイルがベストです。
山小屋で買ったペットボトルは、山小屋で捨てられるので助かります。
その他の基本装備(ざっくりリスト)
- 登山靴(防水・滑りにくいもの)
- リュック(30〜35Lくらい)
- 防寒着(フリース、ダウン、ウィンドブレーカーなど)
- 着替え
- 帽子、日焼け止め
- 飲み物(ペットボトル2本以上)、行動食(チョコやナッツ)
- 登山用手袋
- タオル・ティッシュ・ビニール袋
- スマホ+登山アプリ(YAMAPなど)・モバイルバッテリー
まとめ
富士宮ルートは整備されていて登りやすいですが、富士山は標高3,000mを超える本格的な山です。とくに「レインウェア」「ライト」「小銭」「水分補給」の4点は、実際に登ってみて「持っててよかった!」と強く思ったアイテムです。しっかり準備して、安心・安全に富士登山を楽しんでくださいね
登山前にチェックしておきたいポイント
初めての富士登山、私はガイド付きのツアーに参加しました。装備のこと、ペース配分、緊急時の対応までしっかりフォローしてもらえたので、初心者でも安心して登れたのが本当に良かったです。
これから登山を考えている方に向けて、事前にチェックしておくと安心なポイントをまとめてみました。
- ツアーや宿泊の「予約タイミング」
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人気のある週末や夏休み期間はすぐに満席になることも。
私はお盆時期の登山で、4月には予約を済ませました。
山小屋の予約もセットになっているツアーだと、初心者は特に安心! - 高山病対策
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富士山は標高3,776m。普段の生活ではなかなか体験しない高さなので、高山病のリスクは誰にでもあります。私も不安だったので、登山前にできる範囲で対策をしておきました。
私の場合、登山の1〜2ヶ月前に、標高2,500m以上の山に数回チャレンジしたこと。
登山そのものに慣れるだけでなく、「高いところで呼吸が浅くなる感覚」や「ペース配分」を体感しておけたことで、本番でも落ち着いて登ることができました。
- 天気と登山情報のチェック
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天気予報は前日・当日に必ずチェック。
富士山オフィシャルサイトやツアー会社の案内ページで登山道の最新情報を確認。
- 持ち物の最終確認
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前日にチェックリストで確認を!忘れ物があると現地で高くつきます。
富士宮ルートでは、登山口にレンタルショップが出張していましたので、もし万が一忘れた場合は、こちらで調達を。
不安なこともあるかもしれませんが、準備を整えれば大丈夫。富士山でしか味わえない感動が、きっと待っています。楽しい登山になりますように!
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